『論語』品性がないとは

経営学の大家であるドラッカーは、 Integrity(高潔さ、真摯さ、品性)に欠ける者にマネジメントを委ねてはならないと述べた。 では、品性に欠けるとはどういうことなのか?» 続きを読む

『韓非子』ミスショットとナイスショット

優れたリーダーは、メンバーをモチベートし、同じ方向へと導く。 しかし、そのようなリーダーは滅多にいないし、また、滅多になれるものでもない。 「上司留守、明るい職場で絶好調」というサラリーマン川柳があるように、現実に多いのは、メンバーのやる気を阻害し、チームをバラバラにしてしまうリーダーである。» 続きを読む

『孟子』性善ということ

泥棒、傷害、殺人など、罪を犯す人間は多い。 しかし、それらの罪が良いことであると考える人間は、数少ないであろう。 ほとんどの人は、いけないと分かりながらも、罪を犯すのである。» 続きを読む

配慮の弊害

かなり昔に、ある大企業で講演をした時の話である。 聴衆は150人ばかりであった。講演が終わり、 「何かご質問、ご意見はありますか?」» 続きを読む

ワンマンワンボスの原則

36年前の1974年3月、フィリピンのルバング島から小野田元少尉が日本へ帰国した。 敗戦の1945年以降、ほぼ30年間、戦い続けた訳である。 部下の赤津一等兵(1949年投降)、島田庄一伍長(1954年5月7日戦死)、小塚金七上等兵(1972年10月19日戦死)と共に情報収集や諜報活動を続けた。» 続きを読む

モチベーション

うまくいかなかった原因は特定しやすいが、うまくいった理由を探すのは難しい。 ゴルフでも、ミスショットした時は、あぁ、今スタンスが悪かったとか、打ち急ぎすぎたとか、何となく分かるものである。 しかし、良いショットが出た時は、よく分からない。» 続きを読む

終戦と敗戦

何時を終戦とするかについては、いくつか説があるようで、アメリカの日本占領が終わった1952年4月28日、もしくは沖縄占領が終わった1972年5月15日こそがふさわしいといわれている。 ちなみに8月15日は、昭和天皇のラジオ放送があった日で、ミズーリ号で正式に降伏文書に調印したのは、9月2日である。 8月15日は、正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」というらしい。» 続きを読む

金儲けは果たして善なのか

特にグルメではないが、好きな店と言うものはいくつかある。 向島の蕎麦屋角萬、江戸川の住宅地にある蕎麦の矢打、秋葉原にあるトンカツの丸五、千葉は東金市にあるぐぅラーメン、高田馬場のラーメン店べんてん・・・・・。 こうやって思い出してみると、ある共通点に気づいた。» 続きを読む

東池袋 大勝軒

もう二十数年も前のことである。 当時、私の勤務している会社は池袋のサンシャイン60にあった。 この超高層ビルのすぐ脇には、昔ながらの下町、それも寂れた下町が広がっており、その中に、大勝軒はあった。» 続きを読む

期待される人材像

多くの上司は、素直な部下を求める。 要は、自分の言うとおりに動く部下を欲しがるということである。 そんないい加減なと思う人もいるかもしれないが、現実はそうである。» 続きを読む

中江藤樹

出張で京都へ3日ほど行ってきた。 時間を都合して、前から訪れようと思っていた「藤樹書院跡」を訪問した。 湖西線の安曇川駅が最寄り駅である。» 続きを読む

小さな約束

例えば、会社の同僚に借金をする。 「申し訳ない。1万円貸して貰えないだろうか。今日中に銀行に行って、明日には返すから」 次の日になって、その金を返さないとしたなら、その同僚はどうするだろう。» 続きを読む

いい会社は人を育てる

書くことを怠っていると、いざ何かを書かなければならなくなった時、億劫になり、書いても、その質は高いとはいえなくなる。 ところが、「継続は力なり」とはよく云ったもので、ブログを書いていると、自然に、書くことが苦でなくなってくる。 考えたことを、より正確に早く書けるようになってくる。自分の職業からしても、これは有難いことである。» 続きを読む

『韓非子』嘘と夢の違い

孔子の弟子である曾子の妻が市場へ買い物に出かけようとした。 子供が連れて行ってくれと泣いてせがむので、困った妻は、 「良い子で待っていなさい。帰ってきたら、豚を殺してご馳走を作ってあげる」» 続きを読む

雪仙の寒苦鳥

マネジメントやリーダーシップのの分野では、「やらされ感」は良くないと云われる。 トップダウンの、上のからの命令で部下を動かそうとすると、部下は主体性や自主性を失ってしまう。仕事に対するモラール(やる気)は失われて、質の低い仕事しかやらなくなるというのである。 こういう考え方の背景には、人は自らやろうと決めたことは一生懸命やるが、人から押し付けられたことには抵抗感を覚えてやる気を感じない生き物であるという理解がある。» 続きを読む

隣百姓

以前に、ある工場の組織活性化を手伝ったことがあった。 その時に、工場のある部門で、作業服を改善しようという話が持ち上がった。 その理由は煩雑になるので割愛するが、充分に納得できるものであった。» 続きを読む

『箸休め』パラダイム

生きているのに自分は死んでいると思い込んでいる男がいた。 家族は困り果て、男を精神科医の元へ連れて行った。 精神科医は色々と考え、まず、男に生きている人間は血を流すが、死んだ人間は血を流さないということを、根気強く教えた。» 続きを読む

ルールが人を自由にする

「刑法は犯罪者のマグナカルタである」 という言葉がある。 明確な法がない時代においては、被支配者は何をすれば罰せられるのか分からなかった。支配者たちは、恣意で罰したり賞したりしていた訳である。» 続きを読む

品性

以前、ある会社から営業所単位での組織活性化を頼まれたことがあった。 都心のはずれにある営業所の一つに行って、まず、営業所長と話をした。 押し出しも良く、マーケティングセンスはあるし、営業所のビジョンといったことも、熱っぽく語ってくれた。» 続きを読む

故宮博物院展

冷たい雨降る土曜日、上野の東京国立博物館で開催されている「北京故宮博物院200選」を見に行った。 今回の目玉で、中国から初めて国外に出たという『清明上河図』は、2時間半待ちであった。 聴いてみると、4時間待ち程度が普通だということであり、やはり寒さと雨のせいであろう。» 続きを読む