内方姿勢のイメージ(90鞍目)

スポーツにおいて、イメージトレーニングは大事だと思う。正しいイメージを持てば、身体は無意識的にそれに向かおうとする傾向があるからだ。

スライディングストップを行うためには、馬を直進させることが大事になるという。

ただ、馬体自体は真っ直ぐにはならない。内方姿勢を保って直進させなければならない。

TK先生によると、この内方姿勢に関して間違ったイメージを持っている人が多いという。

それは、下図のようなイメージである。

右手前の場合、馬の肩と首が右に向いている形を内方姿勢と勘違いしている人が多いらしい。

形だけ見れば、確かに「く」の字にはなっているが、進行方向と馬の首と肩がズレていしまっている。

正しい内方姿勢とは、次のようなイメージである。

見てお分かりの通り、馬の首と肩は進行方向を向いており、後肢が内側に入ってきている。これが、正しい内方姿勢のイメージだとのことである。

これは、直進させる時もサークルを描く時も同じである。

ターンして直進させる場合など、直進させるタイミングを間違うと、間違った内方姿勢になり、肩と首が目的の場所を向かなくなるから、馬の動きが不安定になってしまう。

馬体が真っ直ぐになる少し前のタイミングで、直進に移行させることが大事らしい。

教わってみると、確かに馬体が真っ直ぐになったタイミングで直進に移行させている自分に気づく。

今後、こういった一つ一つを丁寧に実行することが、技術の向上につながるのだろうと、改めて思う。

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