馬にどれだけ汗をかかせるか(91鞍目)

社員の評価に絶対評価というものがある。

しかし、人間が絶対評価なんか出来る筈がないと、僕は思っている。

今日のエルドラドの気温は30度。

絶対的には暑い筈だが、そうは感じられない。とても涼しくて快適である。これまでが暑かったから、相対的に30度でも涼しく感じられる。これが人間であろう。

いつもは2本飲むスポーツドリンクも一本で十分だった。

汗も、かくにはかくが大したことはない。

ところで、乗馬を始める前、馬が身体に汗をかくことは知らなかった。そもそも、普通の人間は馬の汗などに関心は持たないだろう。

しかし、どこに汗をかくかは重要である。

馬が犬や猫のようであれば、農耕にも使えなかっただろうし、長時間、騎乗していることも出来なかっただろう。

馬体に汗をかき、気化熱で体温の上昇を抑えることができるから、人間は馬を有効活用出来てきたのである。

馬の汗の様子を写真で紹介すると、

(騎乗前のティグレ。綺麗である)

(騎乗後のティグレ。黒く色が変わっている部分が全て汗である)

この時期、馬上から馬の頭を見ると、汗が滴り落ちているのわかる。

もちろん、人間も汗だくである。

しかし、乗馬を始めた頃は、僕自身は汗だくになったが、ティグレは全く汗をかかなかった。つまり、ティグレに汗をかかせるほど動かすことが出来なかったということである。

ここ3カ月くらい前から、ようやく汗をかかせることが出来るようになった。ただ、まだ、汗をかく量から言えば、ティグレよりも人間である僕の方が多いような気がする。

人間の汗が減り、馬の汗が増える、これは乗馬が上達したかどうかの、一つのバロメーターである。

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