久し振りのブリティッシュ乗馬(126鞍目)

以前の記事にも書いたように、エルドラドランチは九州での競技会のため、10日まで休業である。

この間に、少しは違った経験をしてみようと、ブリティッシュのクラブへ出かけてみた。

こじんまりとしているが綺麗なクラブであった。受付等の対応も感じが良かった。

ブリティッシュの練習を最後にやったのは、もう7ヶ月も前になる。

その頃はよく気づかなかったが、やはりサラブレッドは大きい。いつも乗っているティグレもクォーターホースとしては大きい方だが、サラブレッドの大きさには敵わない。

また、脚が細くて長いんだなぁということに、改めて気づいた。

やったことはといえば、軽速歩である。軽速歩の練習を徹底的にやらされた。

クラブとしては初めてのお客だから、仕方ないとは思うが、出された馬はかなり重い馬で、相当強く扶助しないと動いてくれない。

拍車を付ければ違うとは思うが、そもそもブリティッシュの拍車を持っていないし、始めてのお客が拍車を付けたいといっても断られる可能性が高い。

馬の反撞は、これもクォーターホースとは違って大きかったが、だからといって乗りにくいということもなかった。

ウエスタンと大きく違っていたのは、手綱である。

これほどまでに引いていいのかと思う位、手綱を引いて騎乗する。分かってはいたが、実際にやってみると、想像をはるかに超えるものだった。

サラブレッドで駈歩をして、その感触を知りたかったが、させては貰えなかった。

こちらから要求しなかった所為もあるかもしれないが、そもそも最初から駈歩をやらせようという考えはないようである。

また、僕の軽速歩のレベルから駈歩は無理だと判断したのかもしれない。

後から話を聞くと、軽速歩が上手く出来ないと駈歩は出来ないと、ここのクラブのトレーナーは思い込んでいるようである。

「ウエスタンは正反撞が中心で、駈歩も早い内からやるよ」と言うと、驚いていた。

今回のクラブの人だけではなく、他のブリティッシュクラブに行った時も思ったが、トレーナーという仕事をやっていながら、ウエスタン乗馬のことをほとんど知らない人が多いようである。

僕のような素人でも、乗馬にブリティッシュとウエスタンの二種類があるのなら、どう違うか知りたいと思う。

トレーナーという乗馬のプロの立場であれば、当然、勉強すべきだと僕は思うが、何故知ろうとしないのか、不思議である。

何はともあれ、重い馬を一生懸命動かすことで、内腿の筋肉の良い鍛錬になった。汗もたくさんかいて、良い運動になった一日だった。

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