ロールバックと発進(46鞍目)

クラブにいた時は気づかなかったが、帰宅したら、身体がボロボロ状態だった・・・。

今日は、昨日に引き続き速歩発進の練習である。

TK先生に、下乗りの後、馬の肢の動きのメカニズムについて、またレイン操作について教えて貰い、練習を開始した。

いつもは、最初の発進はスムーズで、段々と悪くなるのだが、今日は最初が良くなかった。

内に切り込んだり、スピンしたりが出てしまう。

それでも、昨日に比べると手間暇はかからずに発進をさせることができた。

左が出来たら右、次にまた左、そして右と、何度も速歩発進を繰り返した。

40分ほど騎乗して、練習をやめて繋ぎ場にティグレを連れていくと、TK先生から

「新しいことをやってみよう」

と言われた。

ティグレには想定外の展開だったと思うが、また腹帯を締め直し、馬場に向かう。

そこで、教わったのは、以下の通りである。

1、まず、馬場に2点のマーカーを設定する。これをAとBとする。

2、常歩でAまで向かい、Aの直前でストップする。ストップしたらターンをしてBに向かう。Bの直前でストップし、ターンしてまたAに向かう。

3、次に同じことを速歩でやる。ここで、ターンが終わってから速歩の指示をだすのではなく、ターンをしている最中に出す。

4、次に同じことを駈歩である。ここでも、ターンをしている最中に駈歩を出す。

5、ターンしてAもしくはBに戻るのではなく、サークルを描く。

最期の「5」は、レイニング競技におけるロールバックと駈歩発進ということになるのであろう。

教わってやってみると、速歩発進も駈歩発進も、これまでになくスムーズである。

これは、ティグレの集中力が増しているからだそうである。

発進をする時は、常歩でも速歩でも駈歩でも、馬の腹を圧迫する。

しかし、腹を圧迫されたからといって、それが即、前への発進ということにはなっていないらしい。

他にも、色々な動作を腹を圧迫されることで、馬は要求されるからである。

つまり、馬にも考えて貰わなければならないのであろう。

考えるためには、集中力が必要である。

普段の練習で、ティグレが段々と私の指示に従わなくなるのは、私がティグレの集中力を維持できないことも、大きな要因の一つではないかと思った。

ロールバックと発進の練習を20分以上はやったと思う。

最初の練習と含めてざっと1時間以上になり、これだけ長時間練習したのは初めてである。

さすがにティグレも物凄い汗をかいていた。

私は気も張っていたので、それほど疲れを感じてはいなかったが、家に帰って寛ぐと、一気に疲れが押し寄せてきた。

TK先生にこの日教わったことは、上記以外にも沢山あるのだが、まだ私の中で整理し切れてないので、今後、折をみて紹介していきたい。

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