右手前には右手前(35鞍目)

右手前(右回り)がぎごちなく、速歩(はやあし)も上手く発進できず、駈歩(かけあし)をすると反対駈歩になってしまう理由・・・・・。

ようやく分かった!

右に行こうとするあまり、身体が右に開きすぎていたのである。

右に体が開けば、バランスを取るために、体重は左にかかる。これでは、馬も気持ちよく右回りをすることはできない。

今日はまだ体が慣れていないから、それほどすんなりとはいかなかったが、右回りの時にはティグレの左耳もしくは更にその左を見るようにすると、ティグレは思った以上に動いてくれた。

また、馬の左耳を見る(つまりは身体を左に向ける)姿勢をとれば、自然と左脚が後にずれ、右脚が前に出てくる。

これは内方姿勢を作ることにもつながる筈であるし、反対駈歩も出づらくなると思う。

思い出してみれば、駈歩を最初に習った頃、進行方向の少し外側を見るようにと指導された。

それが、30数鞍とはいえ、騎乗に慣れていく内に疎かになっていたのだろう。常に基本に立ち返ることが、何よりも重要ということである。

視線を外側に向けるということは、右回りでいえば、左を向くということであり、これは、左肩を引いて右肩を出すということになる。

つまりは、右手前である。

馬を右手前にする時は人間も右手前で、左手前にする時には人間も左手前にするという意識で乗ることが、実は真っ直ぐに騎乗しているということかな、などと考えている。

(ギプスを付けた痛々しい姿のハーヴィー。土曜日に自爆して右足を骨折してしまったという)

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