まだまだ推進が足りない(78鞍目)

今日のティグレ(馬)は、今一つ元気がなかった。

特に、速歩を始めると止めそうになることが多かった。

前進気勢を高めようと、駈歩をいつもより多めに頑張った。

駈歩といえば、今日も最初の右手前では勢いよく出たが、小さなサークルに持っていくと、その後は、いつものゆったりとした駈歩をしてくれるようになった。

ところで、駈歩を長くやってみると、自分の騎乗バランスが悪いことを、改めて痛感する。

駈歩を継続させることは何とか出来るようになったが、どうも自分自身がスッキリしない。もっともっと慣れることが必要なのだろう。

今日の一番の問題は、スピンだった。

左回りはスムーズにいったのだが、右回りが上手くいかない。

半周くらいはしてくれるのだが、その後、バックしてしまう。

ティグレに悪い学習をさせたまま終わりたくないので、せめて一周するまではと思って頑張ってみたが、結局、上手くいかなかった。 

騎乗後、先生達に、推進が足らないと指摘された。

馬がスピンするということは、前へと進む力をレインで制御することによって回転する力に変えるということである。

この、前へと行く力が足らなければ、スピンしないということである。

自分からすれば、このことは分かっている積りであり、もっと推進という気持ちで脚を使ってはいた。しかし、結局のところ、スピンさせ切れなかったということは、分かっていないということだろう。

単に知っていたということである。

本を読むだけでも知ることはできる。

しかし、分かるということは、出来なければならない。

馬のことだけではなく、人生には知っているが分かっていないことは多い。

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