馬が外にふくらむ時(68鞍目)

昨日は、天気予報によると午後から雨とのことだったので、午前中にエルドラドへ行き騎乗した。

馬場の状態はやや重で、ここ数日では最も良い状態であり、様々なことを試してみることができた。

とはいっても、今の一番の課題はバランスバックで騎乗するということであり、常歩も速歩も駈歩も、そのことを意識していた。

ティグレはまだまだ思い通りには動いてくれないが、以前の様に何をしてよいのか分からないという状態にはならなくなってきた。

これはやはり、大きな進歩なのだろう。

ところで、今回の騎乗に限らないが、速歩や駈歩の時に馬が外にふくらむということがある。

何とか、元に戻そうと外方脚で押したり、内方手綱を開いたり引っ張ったりするのだが、なかなか修正できない。

酷い時には、ラチに引っ付くようになって止まってしまう。

昨日は、騎乗後にこの問題を考えてみた。

馬が、外にふくらまずに進むということは、下の図のようになっていることだと、思う。

つまり、外方後肢の力が内方前肢方角へ向かっているということである。

そして、馬体(肩)も首も進む方向を向いている。

では、外へふくらむとはどういうことか?

多分、この図のようになるのではないだろう?

つまり、外方後肢の蹴る力が内方ではなく、外方方角に向いているということなのだろう。

そしてこの時、馬の首は進むべき方向を向いていても、馬体(肩)は外方へ向かっている。

こうなってしまうと、何とか元に戻そうと内方手綱を引いても、首だけは内方を向くかもしれないが、馬の進路は変わらないだろうし、やってみて、実際に変わらない。

根本的な改善方法としては、常歩や速歩の段階で、後肢を内方に入れるトレーニングをするしかないのかもしれない。

そしてまた、これとは別に思ったことがある。

最近、ななめ横歩というものを練習しているが、上の状態はななめ横歩の形ではないかと思う。

右サークルを踏む時に馬がふくらむということは、馬の首を右に曲げて左前に進んでいるということと同じではないかと、いうことである。

もし、この考えが正しいのであれば、馬がふくらんだ時には、馬の首を内方に持っていくのではなく真っ直ぐもしくは外方へ向けるようにして、内方脚は動かさずに外方脚を入れたならば、根本解決にはならなくても、その場での改善にはなるかもしれない。

今度、試してみよう。

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